バッテリーが上がるたびにJAFに助けられた話｜25歳で買ったゴルフ2と、波乱の（？）自動車人生のはじまり

25歳と、免許を取ったのはちょっと遅め。初めて買った車は、当時ガソリンスタンドで働いていた僕に、所長が5万円（3回払い）で譲ってくれた、フォルクスワーゲンのゴルフ2（シャコタン＆爆音仕様）。

金が無いのに外車の旧車に手を出すべきじゃない。そんな教訓に気づくこともなく、免許取り立てでシャコタンのゴルフ2に若葉マークをつけてウキウキしていました。

油断したらすぐにバッテリーが上がるゴルフ2に泣かされ、JAFに助けられまくった2年間。今回は、そんな僕らしいとも言えるトラブルまみれのカーライフの始まりと、それを支えてくれたJAFの体験談を語ってみたいと思います。

不調のデパート！ゴルフ2の状態

所長のおさがりとはいえ、当時の僕からすれば念願のマイカー。でもそのゴルフ2、いろいろと“クセ強”でした。

ここまではまあ、“味”と言えなくもないのですが──

さすがにこうなってくると、愛着と同じくらい、覚悟とお金とJAFの電話番号が必要になります。まぁ、5万円で譲ってもらったんだから文句は言えませんね。

今思えば、バッテリーは何度か交換したはずなのに、またすぐ上がるようになっていたので、きっと原因はオルタネーター（発電機）だったんでしょうね。譲ってもらったタイミングで車検を受けたのですが、さすがに次の車検は通す気になれず、2年で手放しましたが、今でも1番想い出に残っている車なのは間違いありません。

初回の車検時には、ガソリンスタンドが外注していた整備工場の整備士さんに教わりながら、車検対応の足回りに戻した、なんて思い出もあります（そのあたりはまた別の機会にでも（笑））。

一番トラブルが多かったのが、バッテリー。

ライトを点けっぱなしにしていたなら納得がいくけど、普通に停めてコンビニで買い物をしただけでセルが回らない。

ある日、夜中にバッテリーが上がって困り果て、JAFにお願いすることに。その時来てくれた隊員さんから「会員になった方がお得ですよ」と声をかけられ、晴れてJAF会員になりました。

今、改めて調べると、非会員の場合のバッテリー上がりの費用は21,700円。対して入会金＋年会費は6,000円なので、1回でも使うなら会員にならなきゃ損ということに。当時は、非会員の料金も今ほど高くなかったような気がしますが、会員の方がお得なのは間違いないですね。

特に冬場や雨の日は、JAFの方が神様のように見えましたね。現場に駆けつけて、ものの数分でエンジンがかかる。あの安心感、今でも忘れられません。

JAFのロードサービスは、いざというときに本当に心強い存在です。下記は、JAF会員なら無料で受けられる主なサービスと、非会員の場合にかかる費用の目安です。

JAFの会員になる場合は、入会金+年会費で6,600円（税込）。

こうして見ると、1回でも利用すれば年会費の元が取れることがよく分かります。ゴルフ2に乗っているときの僕にはまさに“お守り”のような存在でした。

今は任意保険に無料でロードサービスが付いているのが当たり前。でも、JAFと保険会社のサービスはカバー範囲が違うんです。

さらに、JAFは雪道でのスタックや、落輪、台風など自然災害による救援にも対応。保険会社では対象外となることもあるので、併用することでカバー範囲が広がるのがメリットです。

ちなみに、バッテリーが上がって困っていると、けっこうな確率で、他のドライバーの方が「つなぎましょうか？」と声をかけてくれました。

あのとき助けてくれた人たちの顔は今でもぼんやり覚えています。JAFだけでなく、人のやさしさにも何度も救われた気がして、トラブルだらけだったゴルフ2との日々も悪いもんじゃなかったなと思わせてくれるのです。

若気の至りで手に入れたゴルフ2がくれた教訓は、「車は見た目じゃない」「JAFは神」──これに尽きます（笑）。